1985年のワイナリー設立当初からワイン造りを引っぱる、ケヴィン・ジャッド(チーフ・ワインメーカー兼マネージング・ディレクター)は、いまやニュージーランドで最も有名な醸造家です。ロズワーシー農業大学卒業後、サウス・オーストラリア州のシャトー・レイネラ、ニュージーランドのオークランドのセラックス・ワインズで経験を積み、クラウディー・ベイに入りました。彼の造ったソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドのワインを世界的に有名にしたと言っても過言ではありません。プロの写真家としても有名で、クラウディー・ベイのワイナリーのイメージ写真はほとんど彼の作品です。1999年にはマールボロの畑を撮影した写真エッセイ集「The Color of Wine」を出版しました。シニア・ワインメーカーのエヴリン・フレーザーは、もともとはビール醸造が専門でした。ライオン・ブルワリーズでは、ニュージーランド初の女性ビール醸造家として知られた存在でしたが、ロズワーシー農業大学でワイン醸造を学んでからワインの道へ進みました。西オーストラリア州のホートンやマールボロのラパウラ・ヴィントナーズを経て、2001年にクラウディー・ベイの醸造チームに加わりました。葡萄栽培家のシオバン・ハーネットは、リンカーン大学とカリフォルニア大学デーヴィス校で葡萄栽培を勉強した後、ウェリントンのヴィクトリア大学でMBAを取得しました。ヴィラ・マリアで5年間栽培を手がけ、2003年6月よりクラウディー・ベイに加わりました。自社畑140ヘクタールの管理と、ワイラウ・ヴァレー全域に点在する栽培業者の畑を監督をしています。