EAGLE EYE 4 このモデルは値段的に家庭でパーソナルレコーディングを前提に使用するマイクロフォンと思われがちだが、性能はプロフェッショナルユースでも使用できる諸元となっている。周波数特性は人間の可聴域をカバーしているし、本体内に16ビットのDAコンバーターまで内蔵し、最大入力音圧レベルはじつに144dBと広大なダイナミックレンジの収録が可能だ。これは通常のハンドヘルド型のマイクロフォンよりサイドアドレス型の方がコンデンサーなどのデバイスの大型化と、audio-technicaの長年の研究の成果と考える。 本マイクロフォンが発売されたのは2012年。販売から8年以上流れているにも関わらず。ファームウエアーの変更はあったと思うが、現在でも十分使える性能だ。(おそらくこのマイクロフォンの出現で世界で様々なメーカーがこのマイクロフォンのデザインや能力をコピーしている) カタログの中に女性が本マイクロフォンを口から離れたところから使用している写真があるがこの使用方法は間違っている。サイドアドレス型はマイクの集音部から15㎝から20㎝離れたところから音源(ボーカルの場合)を収録すると最適かつ美しい明瞭なレコーディングおよび音源の送信ができる。 このマイクロフォンは 〝静かな部屋” で使用するのが前提になっている。ほかのユーザーのインプレッションで、雑音を拾いすぎ。という意見が多く寄せられているが、これはこのマイクロフォンが高性能ゆえに起きてしまう現象だ。この場合、ノイズキャンセラ-搭載のマイクロフォンの使用をおすすめする。 最後に、小生は本商品の評価を星4つとした。これはこのマイクロフォンの製造が中華製であることだ。これからは日本製は非常に重要になってくる。このマイクロフォンのデバイス丸ごと Made in japan で是非お願いしたい。この部分は小生のみならず、audio-technicaファン全てが望んでいることではないかと考える。このフィードバックがaudio-technicaに届いてくれるといいのだが・・・。