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バスドラ 5
色は可愛い！ただケースが小さくてピッタリはまらない。サイドボタンは強めにグッと押さないと反応しないし、カメラレンズまわりのゴールドのラインが上下左右と連結してて残念な感じ…。

tae 3
色合いも写真通り、足跡が可愛くしっかりとした商品でした。

hua51 4
「タイタニック」の映画といえばだれでも思い出すのは、1997年のジェームズ?キャメロンの超人気大作「タイタニック」だが、私はそれよりずっと前から見ているこの映画をまず思い浮かべる。「タイタニック」を題材にしている映画は昔からほかにもいくつかあり、現在までその数は20を超えるという。この映画以前に有名なものとしては1953年アメリカ映画「タイタニックの最期」がある。しかし、この1958年イギリス映画「SOSタイタニック　忘れ得ぬ夜」以上の映画は過去はもちろん、今後もこれだけの素晴らしい「タイタニック」映画はできないのではと思っている。この映画それぐらいの価値と重さのある超名作である。古い時代の映画だが、優れた映画はいつまでも残る。これこそ真の「タイタニック」映画の名作である。まあ、人それぞれ好みも価値観も違うから観る人次第であるが、ジェームズ?キャメロンの「タイタニック」1997年版は、いわばタイタニックを舞台としたラブストーリーが主眼であり「ロマンス映画」「パニック映画」であり、ほとんど娯楽映画、エンタメ映画の部類の域である。ディカプリオ、ウィンスレットなどの人気俳優を使い、話題性、興行収益を第一に考えた典型的なハリウッド映画である。それが悪いという意味では決してない。アカデミー賞11部門を受賞し、1959年の「ベン?ハー」と並ぶ単一作品での最多受賞作品となった。それだけ、社会現象にもなった大作、力作であることには間違いなく、多くの人が感動した事実も忘れてはいない。しかし、私としては投資額、興行収益が記録的であった、とかなどはどうでもよい話で、その映画の内容がその人の心にどれだけ影響、感動を与えたか、心を揺さぶったかが一番重要なことである。誰が何といおうと、DVDさえ販売されていなくても、ある人にとっては人生のかけがえのない宝のような映画もある。ジェームズ?キャメロン版「タイタニック」は確かに多くの人が最大級の賛辞を贈るほどの歴史的大作映画で、多くの記録もこの「SOSタイタニック…」とは比較にもならない。それにもかかわらず、私にとっては「SOSタイタニック…」はタイタニック関係映画では最高傑作と考える。所詮、作られた時代も、作られた動機、背景も違うのである。同列に比較することは難しい。キャメロン版はどうしても内容が演出過剰に映り、焦点が多岐にわたりすぎて薄っぺらく感じ、どうしても「冗長な大作」と感じてしまう。上映され話題となった時期だけの社会現象の中での映画と考えてしまい、映画撮影技術、環境なども発達した今は多くの人にとっては観た当時の思い出の「中古品」映画である。私は1回みただけでその後どうにも観る気が起らない。こればかりは個人の好みだからどうにもならない。それに対してこの「SOSタイタニック　忘れ得ぬ夜」は、タイタニックの本場、英国の1950年代後半当時の映画界の総力をあげてできた映画史上に残る傑作、名作だと思う。元はドキュメンタリーを原作にしたらしいが、それがかえって現実味を増加させることにもなっている。実際のタイタニックの沈没事故からまだ40数年しかたっておらず、使用している大道具から小道具まで、限りなく実際に使われていたものに近いか同じものも使用できただろう。タイタニック沈没の生存者も多数生き残っていた時代なので、その人々の証言、実際のエピソードも多く取り入れて、製作されていることは容易に想像できる。最初の部分は実際のタイタニックの出航の映像も使っているが、違和感はない。序盤の何かが起こりそうな不気味な雰囲気からしてまったく他の「タイタニック」映画と違う。そして徐々に高まる緊迫感、登場人物の会話、心理描写が少しずつ危機的状況へ変化していく描写もすばらしく、無駄な描写は何一つない。ケネス?モア、デヴィッド?マッカラムなどの名優たちの演技もすばらしい。この時代なら、カラー映画は十分作ることができたし、予算的にも困難でなかったはずだ。あえてモノクロにしのかどうかはわからないが、モノクロ画像が逆に緊迫感と恐怖感、悲劇性をより強調している。CGなど一切なかったこの時代だが、船体の特撮もこの時代では大変すぐれたもので、迫力も凄く大変良く出来ている。何よりも余計なラブストーリーなどなく緊迫感で画面にくぎ付けになる。実話をもとに実際に起きた事実が群像劇のように克明に描かれているので、観る者を圧倒する。細かい描写の場面一つまで意味があり余計な演出などなく手を抜いていない。徐々に船が傾いていく不気味な様子も画面がうまく捉えている。音楽隊の有名なエピソード、そして最後の沈没の瞬間の劇的映像、その後の海に浮かぶ漂流物の物悲しい場面、映画すべてがタイタニック沈没の惨劇の一部始終の一連の描写に集中しており、最後の場面で訴えたいことが観る者をさらに感動へ導く。単に悲劇の結末だけでなく、この悲劇から得た教訓、後世に残すべきメッセージもしっかり伝えており、明らかに娯楽映画ではなく(当時の段階で判明していたことで、その後現在まで科学的な検証や調査がされ、当時、事実とされていたことが違っていたケースも多く確認、証明されており、映画とは若干の相違点もみられる) 、限りなく忠実を再現しようとした映画であることに納得する。このように「タイタニック」のリアルな史実と惨劇、乗船していた人間の真に迫った心や奥深い人間の深層心理を観たいのなら、古い映画だが絶対にこの映画を観るべきだ。1958年という半世紀以上も前の映画だが、キャメロン版と違い、時代を超えた「何か」を感じる。いささかの古さも感じないどころか、古さが逆にタイタニック沈没の現実に近いものとして映る。骨董品のように年月が経つほど、その価値を増していく映画のように。まさに、英国の格調の高さが映画のすべてに反映しており、重厚で観たあとの感激も長く続く。「タイタニック」の映画でも、ラブストーリー、ロマンスや、スリル、パニック感などを味わいたい人、ディカプリオやウィンスレットなどのファンや若いころの姿、大掛かりな映像演出など、エンタメ、娯楽作としてのハリウッド映画を観たい人なら、キャメロンの1997年版「タイタニック」の方をお勧めする。