モミジ・イチギョウジ<一行寺>種子20粒 Ichigyoji Japanese maple 20 seeds 〜 国内仕入れ品 〜
・学名 Acer palmatum ssp. amoenum cv. Ichigyoji
・埼玉県産。2022年10月収穫の新鮮種子が少量入荷しました。種子の画像は入荷直後に撮影したものです。種子は低温保管していますが、徐々に褪色が進みます。ご了承ください。
・イチギョウジ<一行寺>はオオモミジ系の園芸品種です。葉はオオサカズキ<大盃>に似た整った形を持ち、秋には燃えるようなオレンジ色に紅葉します。春から夏の葉色は黄緑ですが、葉柄は鮮紅色で、コントラストが鮮やかです。春に咲く花、花後の若い種子の翼も鮮紅色でよく目立ちます。
・関西の紅葉の名所箕面の名物とされるモミジの天ぷらは、必ずこの品種の葉を用いるということです。
・本品はイチギョウジの親木から採取された種子ですが、モミジ(カエデ)の品種を種子から育てると、親木とまったく同じものにはなりません。原種返りや他品種との交雑などにより、多様な形状の苗が発生する可能性があります。ご了承ください。
・種子の休眠打破は家庭用冷蔵庫で可能です。
・種子は収穫後数日間自然乾燥し、その後低温保管しています。種皮に水分を多く含んだ状態では、品質維持が困難なためです。
イチギョウジは、オオモミジ系の園芸品種です。
オオモミジはムクロジ科カエデ属の落葉性広葉樹です。
イロハモミジ(イロハカエデ)の亜種あるいは変種とされ、本州・四国・九州の山地に自生します。
(イロハモミジとは別種とする学説もあります。)
樹高は10~13mと、ヤマモミジより高木になります。
樹皮は淡灰褐色で滑らかですが、縦に浅く裂け目が入ります。
葉は枝に対生し、直径7~11cmとイロハモミジやヤマモミジより大きく、掌状に7~9裂します。
種子は、半日の吸水後、休眠打破のために通常3~4ヵ月の低温湿潤貯蔵(cold moist stratification)が必要とされます。
<低温湿潤貯蔵の方法>
1.吸水後の種子を湿らせた刻み水苔やバーミキュライトなどと混合し、チャック付ポリ袋(ジップロックなど)へ封入します。
2.冷蔵庫へ入れ、5℃以下で貯蔵します(ただし凍結は不可)。
※貯蔵中に種子が乾燥しないよう注意してください。
また成熟後に時間が経過し、種皮が乾燥した種子は、低温湿潤貯蔵の前に数ヵ月常温湿潤貯蔵(warm moist stratification)を行うか、熱湯処理(hot water treatment)を行うことが推奨されます。
<常温湿潤貯蔵の方法>
低温湿潤貯蔵の手順1後に、室温で管理します。
<熱湯処理の方法>
通常の吸水の代わりに、耐熱容器(湯呑み茶碗など)に入れた種子に沸かした湯を注ぎ、1日以上放置します。
モミジ・イチギョウジ<一行寺>種子20粒 Ichigyoji Japanese maple 20 seeds 〜 国内仕入れ品 〜