Green 1 表面は錆止めのクリアー塗装が塗っており、その下にはインクのように薄い黒が塗ってあります。焼き色からして部分焼きなのでまるごと割れる危険性はないと思います。この製品はよくみると各面に鍛造による湾曲(外側が広がり内側が盛り上がった状態)が見受けられます。大量生産品とは言えども鋳造や削り出しといったやり方を用いず、さらには型を使わずに、ロボットのハンマーだけで鍛造してつくるといった工夫が見受けられます。職人が手作りしたものに劣らない品質かと思います。このメーカーが高品質な製品を安く、より多品目に製造できるのはこうした工夫に有るのでしょうか。人気と信頼に納得が行きます。下に櫃を伸ばしてガタつき抑えるデザインやちょうどしっくりくる角柄もまた魅力的でとても美しいと思います。柄が縮んだときのためや折れた時のために、楔は抜いたり深く打ち込めるように頭を余してあります。使い捨てではない、一生付き合える製品ですね。