かつてニューヨーク・モードの覇者として君臨した、アメリカの「カルバン・クライン」。
ラルフ・ローレンなどとともに、アメリカン・トラッドなデザイン・モードを世界に広めました。その歴史全体に同時代で触れてきた人であれば、2021年からのGAP風製造小売への大変身は、いろいろな感慨を湧き起こさせるでしょう。ブランド自体は、日本でもまだ高い知名度を保っております。
こちらは、そんなカルバン・クラインのフレグランス・ラインから、2017年に発売されたユニセックス香水です。
一応完全新規のような立ち位置ですが、1994年からつづく「シーケー・ワン」ファミリーには違いありません。
香りは、オーソドックスなアロマティック・シトラス・ムスキーの香調がベース。ほぼクセのない、シーケー・ワン・ファミリーらしい一品にしあげられております。
ベルガモット、マンダリン・オレンジ、グレープフルーツ・ブロッサムなどが、清々しいシトラス・フレッシュを香り立たせるトップから、
ジャスミン、ルバーブ、フリージア、リリーなどが、アクアティックなフローラル・ハーバルを湧き立たせるミドルへ。
ラストはベチバー、アンバー、ホワイト・ムスクなどが、ソフトなムスキー・スウィートを香らせて、いやみのないセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
調香は、オリジナルのシーケー・ワンと同様に、スペインの大御所のアルベルト・モリアスと、フランスの大御所のハリー・フレモンの合作。プロデュースは、アメリカの香水プロダクション・カンパニーの「COTY」です。
季節などによって、ラストのベチバーあたりが早めに香ると、シトラス・ハーバルな雰囲気になるかもしれません。甘さのあまりないシトラス系なので、ユニセックス仕様ではありますが、メンズのほうがマッチするかもしれません。
いずれにせよ、本家シーケー・ワンと同じく、シトラス・フレッシュ系の定番の香りなので、春夏にデイリーユースできる、便利なアイテムといえそうです。
ボトルはとてもいいデザイン。シーケー・ワンのボトルを白塗りにしたもので、テクスチャーが上品でインテリアとしても映えそうです。
●直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。
●可燃性製品は火気には十分ご注意ください。
●傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。
●フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。
●目に入ったときは、直ちに洗い流してください。
●香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
●極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。
●使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。
|
|
|
|
シーケー オール EDT・SP 200ml CK ALL EAU DE TOILETTE SPRAY
|